寝楽起楽

最近は頑張って読書感想ブログにしてます。

                ネタバレには配慮しない感想ブログです。

読書ーエッセイ

教養の積みかた:『霧のむこうに住みたい』 須賀敦子 河出文庫 2014年

街中が美術館みたいなフィレンツェには、「持って帰りたい」ものが山ほどあるが、どうぞお選びください、と言われたら、まず、ボボリの庭園と、ついでにピッティ宮殿。絵画ではブランカッチ礼拝堂の、マザッチオの楽園追放と、サン・マルコ修道院のフラ・ア…

これが直木賞作家だ!『この話、続けてもいいですか。』 西 加奈子 ちくま文庫 2011年

私の父の、酔ったときの口癖は「そういう世界」です。そのときのポーズも決まってます。親指を突き立てない「グー」サイン。ハタから見れば握りこぶしに力を入れているだけのような状態で、元気に「そういう世界!」 。どういう世界?私の統計によると、言葉…

『いつか春の日のどっかの町へ』『サブカルで食う』 大槻ケンヂ 角川文庫

左手でマイクを握り、右手でギブソンJ-50のネックを握った。歌い続けながら、ギターを肩から外すと、いっそギタースタンドに立てかけた。そして身一つだけになってまた歌い続けたのだ。 この信じられないギター弾き語りシンガーの、歌ってる途中でギターを…

向田邦子『父の侘び状』 文藝春秋 2006年(初出は1976~78)

幸田文(いつも「ふみ」なのか「あや」なのか迷う。あやです)さんのエッセイが好きで、幸田文さん好きが必ず一緒に名前を挙げる人が向田邦子さんなので、気になって読んだらはまりました。 父の詫び状 <新装版> (文春文庫) 作者: 向田邦子 出版社/メーカー:…

高野秀之『腰痛探検家』 集英社 2010年

『はい、泳げません』に引き続き、チェコ好きの日記さんでセットのように紹介されていた本書を読了。 腰痛探検家 (集英社文庫) 作者: 高野秀行 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2010/11/19 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (…

高橋秀美『はい、泳げません』 新潮社 2005年

チェコ好きの日記さんで紹介されており、気になったので読んだ。 はい、泳げません 作者: 高橋秀実 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 水が怖い怖いと怯える中年男性が、怖い怖い言いながら泳げる…

幸田 文 『雀の手帖』 (1959年連載)

幸田 文(こうだ あや)さんは、幸田露伴の娘です。 というと何となく説明した気になるけど、幸田露伴の事も実際僕名前しか知らない。 1867年(明治維新の前年だっけ)に生まれて、19世紀終わりから小説家として活躍し始め、尾崎紅葉と共に「写実主義の尾…

村上春樹『走ることについて語るときに僕のかたること』(2010)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/06/10 メディア: ペーパーバック 購入: 25人 クリック: 137回 この商品を含むブログ (181件) を見る アクセス解析を見た所、チョコの記事が一番…