寝楽起楽

最近は頑張って読書感想ブログにしてます。

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何故お年寄りに対し、幼児言葉を使うのか?

  特に医者、介護職員に多いイメージを勝手にいだいているのだが、何故世の中には、高齢者に対し、幼児に話す様に話す人がいるのであろうか?

 
年がいっている、というのはそれだけで賞賛されるべきであり、その人の持っているであろう知恵を、敬意を持って出来るだけ吸収するのが、正しいあり方ではないのか?(そんなことするに値しない人もいるだろうが)
 
 
  僕が無事に年を重ねることが出来たとして、70とか80とかになった時に、もし幼児と同じ様に接されたら、多分、自分の尊厳(なんて言えるほど格好いいものは持ってないが)が傷つけられたと感じるだろう。
 
 
    謙虚()な僕ですらそうなのだから、世の大多数の人はそうであるに違いない。では何故なのか?
 
 
イメージ的に医者、介護職員に多いというところから見るに、お年寄りの中でも特に、体に不全をきたしているひとはそうした扱いをされやすいと考えられる。
 
では、そうした人たちと、幼児との共通点はどこか?
 
簡単に言えば、「世話に手間がかかる」ことである。
 
オムツを変えなければならず(ぼけてるから)、言い聞かせてもきかず(耳遠いし)、なにをしでかすかもわからず(ぼけてるし)、その人の不始末は自分が責任をとらねばならない。
 
 
 
これはまるっきり赤ん坊と同じだ。
 
 
つまり、高齢者は、赤ちゃんと見なされる代価に、責任を免除され、その介護者は、高齢者を赤ちゃんとみなすことで、自分で責任を取れないのだから仕方が無い、という諦めに達せ、介護にかかるストレスを軽減しているのである。
 
 
もっといってしまえば、「面倒くさい人」を幼児扱いするというやり方が、ストレス軽減のための方法の一つとして文化的に認知されているのだろう。
 
 
例えば、モンスターペアレント関連の問題で、よく「こんな奴らに親になる資格はない」という意見を聞く。
 
親になる資格がない、というのは、つまり子供ということである。
 
そして子供は手間がかかるものだから、当然問題を引き起こす。
 
つまり、先程の意見は、一見モンスターペアレントを否定しているように見えて、実はその存在を認めているのである。
 
なるほど。