最近、短歌を詠み始めた。
なれなれしい人まつげもやすちゃんさんのブログを読んでいたら、短歌を詠んでらっしゃって、なんとなく一句だけ作ってみたら自分天才じゃね!?となってそのまま続いている。その歌がこれ↓
背を向けた あなたを蹴飛ばす その代り 足元の影を そっと踏みつけ
どうっすか!?結構よくないっすかね、僕はいいと思うんですけどね、突然こんなことを言われて困惑気味に愛想笑いをしている皆様の顔が見えます。
まあでも上の歌はそもそもの着想からして綿矢りささんの『蹴りたい背中』からヒントを得まくってしまっているので、ぶっちゃけオリジナルとは言えない。『蹴りたい背中』がこんな話だったかは全然覚えてなくて、なんか女子高生が暗めの男子高校生の古びた木造家屋の二階の彼の部屋で写真集?がいっぱいつまった段ボール箱を見せられるシーンがあった・・・・?ぐらいの印象しかないんだけども。
言葉の持つ力っていうのはやっぱし強いもんで、「蹴りたい背中」はその中でも特に僕の中にしっかり残ってるものの一つである。このタイトルを聞き知っている人は、誰しも「あ、あの背中は蹴りてえ」とか、ふとした瞬間に考えるようになったに違いない。そんなことない?ちなみに僕は柔軟性皆無な人間なんで、蹴るとしても相手が階段を降りてる時にしか確実に思うようには蹴れず、そしてその絵面はどう考えても陰湿ないじめである。
話を元に戻すと、短歌って趣味としてやるにはほんとになんも手間かからないので、皆やってみません?単純に57577になるような言葉のリズムを探すのも楽しいし、俳句と違って季語いらないのでほんとに思いついたまま詠むだけでいいし、なんなら唯一のルールといってもいい57577も現代短歌はほんとにまったくと言っていいほど守ってないものもあるみたいです。
ちょっと何かを創作したりする側に回ってみたいけど、小説とか書く根性はないし、絵は下手だし、音楽もさっぱりわからないし・・・みたいなみなさんに、特に短歌はお勧めっす。
んじゃまた。