知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合い、までいけば世界中の人と繋がることが出来る、という例の奴を6次の隔たり、と言うらしい。なんかかっこいい。
しかし世界中の人、といわれても実感は全く湧かない。この言葉、結構巷で見る気がするけれども、その度に僕の頭に浮かぶのはブラジルあたりでサンバを踊り狂っている黒人女性で、そんな人と繋がってるよ!と言われても困惑しかない。
しかしこれが例えば、今同じ電車に乗っている、貧乏ゆすりの激しいおっさんと繋がってるよ!と言われると俄然真実味が増す。困惑するのは変わらないけれども。
言い方を変えると印象が変わる、これは好例になる気がする。
そんな訳で(?)、6次の隔たりゲームというものを思いついた。やり方は単純で、同じ空間にいる知らない人を、あの人は3次の知り合い、あの人は5次、というように分類分けしていくという遊びである。
その際、できるだけ具体的に、同じ大学の友達の姉の仕事場の人、とか想像するとなお良い。どういう基準で良いのかは知らない。
このゲームを繰り返すことで、自分がどういうタイプの人に親近感があり、どんな人に嫌悪感があるのかが分かるようになる。
課題があるとすれば面白そうじゃないことで、スマホの電源が切れて他になんもなくどうしようもない時とかにやってみたい。
後これは完全に余談だけれども、さっき知らない人を打ち間違えた結果、知らないにと、という謎の予測変換がiPhoneに表示されるようになってしまい、語尾に「にと」をつける謎のゆるキャラが脳内に生まれた。