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最近は頑張って読書感想ブログにしてます。

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高野秀之『腰痛探検家』 集英社 2010年

 『はい、泳げません』に引き続き、チェコ好きの日記さんでセットのように紹介されていた本書を読了。

 

 

腰痛探検家 (集英社文庫)

腰痛探検家 (集英社文庫)

 

 

 

 早稲田大学在学時代は探検部に所属、そのまま幻の怪魚をインドで追いかけることに熱中したりしながらノンフィクション作家として生計を立てている筆者がひどい腰痛にかかり、色んな医者にかかって悪戦苦闘する話。

 

 まじでかかる医者かかる整体それぞれに違うことを言われて当惑する筆者、彼としてはとりあえずどんな手法でも治してさえくれればいいってスタンスだが、「3回通ってもらうだけで何でも治す」という評判の人にさえ匙を投げられる。

 

 最終的に筆者は自分自身でとある決断をし、そして結局原因は分からないまま何をやってもさっぱり良くならなかった腰痛は快方に向かう(といっても3時間以上立っているのはきつかったりとかはするみたいだけど、もしかしてこれは40歳ぐらいになるともはや一般的な状態なのだろうか?だとしたらすげえいやですね)。

 

 自分の病と気質に適したことをしてくれるところを見つけるには、勘と運が本当に大切なんだろう。誰に尋ねても、「だれそれは名医」と人を挙げられ、しかもそれが絶対に被ることがないというあたり、整体があふれかえるのもむべなるかな。

 

 民間療法の設立者は、大体がその元の療法にかかった結果持病が爆発的に治り、感動して自分も院を開く、というパターンが多いということをはじめて知る。

 

 あと、一回だけお酒を一緒に飲んだことのある、超能力者の秋山眞人さんがさらっと作中に不意打ちぎみに出てきて笑う。その人がちょっとさわっただけで(その日一日だけだけど)腰痛がしっかり良くなっててさらに笑った。