↑これ。
みうらじゅんさんっていまいち何してる人かわかんないんだけど、この企画展見に行っても何やってんだか結局わかんなかった。
内容は、ちっちゃい頃からみうらじゅんが自分で締め切りを作って、恐竜や仏像のスクラップブックだの新聞だの漫画だのせっせと書いていった成果物がばぁーっとあって、あと彼がひたすら義務感にかられて収集してきたいやげもの(もらっても特に嬉しくないお土産)とかがまたばぁーっと展示されてるという感じ。
「こんなことやってて俺一体何してるんだろう?」みたいに悩んだりとかした痕跡が(少なくとも展示の中には)微塵もなくて、思春期に書いてるポエム日記にもなにかどっか余裕がある。
「大学四年生になって、皆が就活パニックになったので、俺もじゃあパニックに乗っておこうかということで就職活動したんですけど、面接に自分の描いた漫画持っていったら、漫画頑張ってくださいって面接官に言われて、何のために就活したんだかさっぱりわかんない」
「多分これ見ても、見に来た方たちはわぁーってなるだけだと思うんですよ。10個あってもたいしたことないんだけど、万を越えて並べられてればわぁーってなる」
「これがアートなのか、はたまたガラクタなのかは、まあ皆さんに決めていただくということで」
などなど、展覧会の中で流されているインタビュー動画の中でも、みうらじゅんさんのかもし出すゆるさが存分に発揮されていて良かった。
芸術家ってもっと「こんなもんはゴミだ!」グシャァ、みたいな、作っても満足できないでたたき壊すようなとこがあるようなイメージだけど、それはなしにほんとにただ何かを作って作って作ってきた結果が展示されてる。
「アート」とも「ガラクタ」とも私的には判断つかないけど、「みうらじゅん」は存分に味わえる、そんな企画展だった。
以上。