寝楽起楽

ネタばれには配慮しない、感想/紹介ブログです。毎週1回更新 +α を目指したかった。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

心を映す本棚

自分の本棚を晒すスレや、Twitterのタグを時々覗いている。これが案外面白い。 本棚に収容されるのは、必ずしも読んだ本ばかりではない。 読みたい本、読みかけで挫折した本、そういうものも入れられている。 つまり、其処には、その人が成りたいと思ってい…

高橋源一郎 内田樹『嘘みたいな本当の話』 文藝春秋

嘘みたいな本当の話 みどり (文春文庫) 作者: 内田樹高橋源一郎選 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 市井の人達から、身の回りに起きた、おかしかったり怖かったりする物事をエッセイ(1000字以内)に…

何故お年寄りに対し、幼児言葉を使うのか?

特に医者、介護職員に多いイメージを勝手にいだいているのだが、何故世の中には、高齢者に対し、幼児に話す様に話す人がいるのであろうか? 年がいっている、というのはそれだけで賞賛されるべきであり、その人の持っているであろう知恵を、敬意を持って出来…

ダイアナ•ウィン•ジョーンズ『わたしが幽霊だった時』東京創元社 1993年

この人の本は、小学生の頃によく読んでいて、懐かしかったので借りてみた。 当時僕はファンタジーが大好きで、図書館の子供用ファンタジーの棚を片っ端から読み漁っていたのだが、題名に見覚えがあるから、この本も一回多分読んでいる。内容全く覚えてなかっ…

よいもの

良い音楽、良い本、良いことだけをして暮らしていければいいのにと思う。 手塚治虫氏はその昔、自宅を訪ねてきた、まだ年若き石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄らに向かって、「マンガばかり描いてちゃだめだよ。一流の音楽を聴きなさい。一流の芝居を見…

翻訳物の違和感について

翻訳小説には、どこか手を出しづらいものがある。 翻訳を読むくらいなら原文を読みたいな、と思ったりもするのだが、それが実行に移せるほどの語学力も時間も無いので、結局村上春樹などの訳で読むのだけれども、やっぱり、どこか物足りない。 翻訳と、国産…