寝楽起楽

ネタばれには配慮しない、感想/紹介ブログです。毎週1回更新 +α を目指したかった。

23年私的振り返り&24年に向けて

 

ちょっと前に年始のブログを書いた記憶なのだがいつの間にか12月になり、「じゃあ23年振り返りの記事を書くか~」と思っているうちに31日になった。

ただ、その間何も考えていなかったわけではなく、脳内ではずっと記事をこねくり回していたのだが、まとまらずに今に至る。ので、とりあえず見切り発車で書き始めて、おそらく推敲せずにそのまま出したものが今あなたが読んでいるものです。ということで早速。

 

■■23年振り返り

 

■環境変化①:部署を異動した

 

まず23年で大きかったのは、新卒で配属して以来ずっと居た部署から異動したこと。といっても、書籍編集という職業自体は変わらず、また担当ジャンルも大きな変化はなかったのだが、上に居る人が変わったのは大きい。

「一人ひとりが一国一城の職業だよね」と言われることも多い職業だが、それにしたってこれまで自分が見てきたところと、今の上司が見ているところが違いすぎてびっくりする一年だった。23年はその違いを把握するところまでで終わってしまったが、24年はそのうえで自分はどうやっていくのかを考えないといけないのかもしれない。

なにしろ現在進行形のことなので、この変化が自分にとってプラスだったのかマイナスだったのかの断定はできないのだが、今んとこ、雑に言えばいろいろとおもしれえ感じはしている。

 

■環境変化②:一人暮らし始めた

 

20代後半になってやっと一人暮らしを始めた。が、これは外的な変化としては大きいものの、内的にどこまで作用しているかというと正直よくわからん。

始める前はそれこそ抜本的に生活が変わるもんだと思っていたのだが、やってしまえば慣れるし、実家に居たときと感覚が変わったかというとそうでもない気もする。しいていえば、「一人暮らしをした」という実績を一つ解除したのが収穫というぐらいか。

 

■内的変化:11月からの謎のテンション

 

何がきっかけかなのか判然としないのだが、11月あたりから、一つ頭のネジが緩んだ感覚がある。この結果、以前と比べて

 

・「人生ってなんでもありなんだなあ」と思うことが増えた

・未来だとか計画性だとかそういうのをはじめて考えるようになった

・いろんな判断軸のそれぞれの極が一個ずつ広がった?

・自分を相対的にみることが増えた?

・「まあいっかどうでも」となる割合が増えた?

 

気がしている。これらはそれぞれ緩やかにつながっている事象である。

たとえば「計画性」についていえば、たぶん1年前までの自分はこれを嫌悪していたのだが、「計画も大事ですね」と思うようになってきている感覚がある。が、おそらくその反動で、「計画っていうけど1秒後に死んでるかもわかんねえじゃん」という、なにもかもをどうでもよく思う気持ちも同時に強まっている。

この結果、「計画⇔衝動」という自分の中の極の幅が広がっており、そしてこういう拡張がいろんな軸で起こっている、というのが、11月から私の中で起こっている変化である。

たぶん、この事象にはいい面も悪い面もある。たとえば一年前の自分と今の自分とで比べたとき、社会性がよりあるのは今の自分のほうだ。が、いっぽうで、これまで「そうではありたくねえ」と思っていたものに近くなっている嫌悪感や、また同時に、この先あらゆることがどうでもよくなっていくのではないか(そうなりつつあるのではないか)という懸念がある。今のところ想定できる最悪のルートは、

 

・すべてのことがどうでもよくなる

・どうでもいいがゆえになんでもどうでもよく扱えるようになる

・結果としてどうでもいいなりに楽しめてしまい、惰性で生きる

 

という状態になることだ。私は元来、「どうでもいいからどうでもいいものとしてその場を楽しむ」ていうのは嫌いだったはずなのだが、すでにこの道も若干見えているのがなぁ。今後どうなるのかはわからんのだけれども、今過去の自分が目の前に召喚されたら、仲良くはしてくれないだろうなという感じはする。

 

■■24年どうする

 

上みたいな話はどうでもいいのでここらへんでやめておくとして、こっからは24年何をしたいか、という妄想を書き連ねていきます。

 

■ブログ定期的に書く

 

毎年言っている気がするが、ブログ、特に書評を定期的に更新したい。できれば週1で。読書自体はここ数年もずっとやっているし、紹介したいなと思う本もいくらでもあるので、あとは書く時間を取るか取らないかという話でしかない。以前は

 

「同じ業界に居る、広い意味で利害関係者が素知らぬ顔で『いい本でしたよ』とかいうのどうなん」

 

とか言ったりしていたのだが、それも「考えすぎ」、それこそ「どうでもよいこと」と思うようになってきたので、あとはほんとうにやるかやらんかだけなんだよな。一応「年末年始中に下書きを仕込んでいこう!」という気概だけはあり、ひょっとしたら1月中旬になんかしら公開するかもしれない。出なかったら察してほしい。

 

■音楽関係の目標をなんかしら作る

 

3年前からチェロを習っているのだが、なんとなく一番最初にイメージとしてあった「楽器が弾ける感じ」には到達しつつある。となってしまうと、自分の性格的にここで満足してしまって、それ以上を望まなくなる可能性が高い。

ということで、「目標を作ることが目標」というよくわからんことが目標である。いままでソロでしかやってないし、やっぱオケ入ったりしたほうがいいかもしれんな。

 

■大学で自分がやってたことらへんをもうちょい学んでいく

 

皮肉なことなのかなんなのか、大学に居たときよりも大学から出た後のほうが、学問について考えることが増えた。ただ、私は学生としては本当にダメななーんもしねえやつで、自分の中に学部1年レベルの知識すらないありさまなので、もうちょっとどうにかしたい。自分が研究するなどはどうあがこうとどうせ無理なのでそこは目指さず、趣味として継続的につながりは保っておきたい、というのが目標。

 

■本読む

 

今も別に読んでいないわけではないのだが、もうちょっと量も質も読みようがありそう。冊数で考えるのは賛否あるけど、(仕事で読むもの/再読も含めて)月に15~20程度安定して読む、ぐらいは目標にできそう。

仕事的な意味でも、自分の楽しみ的な意味でも、やっぱりたぶん一番は本なんだよな。

 

■本作る

 

これは仕事の話で、今年はさっぱり本を形にできていないので、仕込んでる奴を形にしていきたい。そのへんはいろんな人の協力が必要不可欠なのが難しいところなのだが……。この世でもっとも不要な職業は原稿を持っていない編集者です。はい。

 

■もっと外出る

 

せっかく一人暮らしで自由だし、もっと外に出ていろいろ吸収したり、広い意味での「外」へのアクションとしてアウトプットしたり、をしたほうがたぶん人生おもろい。

今年は人に誘われたり、チケット譲ってもらったりで知らん人の知らんライブに行ったりすることが多かった。どれもけっこうおもしろかったので、音楽周りを掘っていってもいいのかもしれない。あと映画も観たいんだよな。名作といわれてるやつ100本見るとか、ずっとやりたいという気持ちだけはある。

 

 

こんなもんかな。

では。2023年、みなさんおつかれさまでした。みなさんの2024年が良い年でありますように、良い年であれるよう、やっていきたいもんですね。