寝楽起楽

ネタばれには配慮しない、感想/紹介ブログです。毎週1回更新 +α を目指したかった。

2025年個人振り返り

自分の備忘録として毎年恒例の振り返り記事を書きます。 本 読むほう 作るほう(編集) 音楽 聞くほう 弾くほう(チェロ) その他 将棋 ゲーム 外出 ブログ ↑目次機能、初めて使ったがこんな表示になるのか...… 本 読むほう 今年、読んだ冊数は合計で88冊と…

編集スタンス書きっぱなし

通勤途中の何気ない気持ちで読み始め、思わず駅を乗り過ごしてしまう。寝る前のひと時にページをめくるうち、気づいたら眠気を振り払って、ノートとペンを手繰り寄せている。断腸の思いで読書を中断した後も、半身はまだ本の中のまま。夢中で読み終わって顔…

5.18 思考ログ

月曜をもって30歳となるので、いっちょ30代としての決意でも書くか〜、と思ったものの、あらたまって決意として掲げたいほど、崇高な目標や意思は私にはない。今回はそんな話からつらつらと書いてみる。 1年の目標を取り決めても、感銘を受けた標語をノート…

春分の日、散歩、AI

(春分の日に書くだけ書いて放置していたものを投稿) 昨日、デザイナーさんに謝罪と共に赤字まみれのゲラを送ったのが22時。そこから「明日は有意義な1日にする」と宣言しつつ家に帰り、ダラダラ過ごして寝落ちしたのが3時。起きた時にはすっかり陽も昇って…

yoi酔い

今年度締めの飲み会から帰ってきて、いい感じに酔った勢いでキーボードを叩いている。帰りに電車を乗り間違え、逆方向に行っていたことに気づかなかった程度には、今、気分がいい。もし明日早々にこの記事が消えていたら、なにかしら言ってはいけなかったこ…

2024年振り返り&25年に向けて

24年の話は24年中に終わらせろ!! てことで大急ぎで書く。 ◾️総評 24年はからきし駄目であった。この一年は •なんかしらもうちょっと背筋の通った人になるゾ •自分の世界を広げるゾ •なにもかもどうでもいいゾ の3本立てでお送りした結果、最終的になにもか…

持つべきものは師なのである

11月ここまでは、なんだか不調だった。その結果として何が起きたかというと、本や漫画を通して読めなくなった。 去年コロナにかかったときにも同じことが起きたが、今回異なるのは、その症状が身体由来ではなく精神由来であることだ。またこの気分はコロナと…

『ダフニスとクロエー』  ロンゴス 松平千秋訳

レスボスの島で狩をしていたわたしは、ニンフの森でこれまで目にしたこともない、世にも美しいものを見た。それは一枚の絵に描いた、ある恋の物語であった。(…)そのうち突然に、この絵にふさわしい物語を書きたいという気持ちが私の胸にわきあがってきた。…

『あすなろ物語』 井上靖

鮎太と祖母りょうの二人だけの土蔵の中の生活に、冴子という十九歳の少女が突然やって来て、同居するようになったのは、鮎太が十三になった春だった。 冴子という名は、それまでに祖母の口から度々聞いていたが、鮎太が彼女の姿を見たのは、その時が初めてで…

『トルコ怪獣記』 高野秀行

本多さんからの電話となれば、話題は「未知動物」に決まっている。未知動物もしくはUMA(Unidentified Mysterious Animal 未確認飛行動物)を語り合うとなれば、白熱する。電話口で喋るだけで体内外の湿気が汗となってしたたり落ちる。 私はなんでも「未知」…

『アジサカコウジインタビュー そぞろに描く』 藤本明宏

たださ、何も考えとりはせんとやけど、自分の心の中に戦争が亡くなった人を悼む気持ちもあれば、漫画やアニメに登場する”ドクロ”がかっこいいと感じる心もあるわけやん。そういうのを、なるだけ全部出すようにすると。全部出すにはさ、何も出さん、何も考え…

『書物を焼くの記―日本占領下の上海知識人―』 鄭 振鐸

恥しらずと理性なき者が一切を支配していた。敵、それから敵とむすんだ惡役人や闇商人どもは、いずれも數億、いや數十百億の財産をつくりあげた。(…)人民は暗やみの中で手探りをしていたのに、かれらは燈火をあかあかとつけ、夜を晝にかえていた。(…)――…

『夫婦間における愛の適温』 向坂くじら

自然に肩を揉まれて、自然に快復したい。心配されてしみじみとあたたかく思いたい。勝手に走り出す自分の愛情も疎ましければ、誰かの愛情を受け止めきれず、すぐ真っ赤な痕になる自分の脆さも疎ましい。誰かに愛によって行われたことが、自分にとっても本当…

初めてオケに乗った備忘録

チェロを習っている教室から「弦楽オケにも参加しませんか?」と言われたのが今年のはじめ、そこから半年弱の練習を経て、先日本番が終わった。大人数で曲を弾くのが初めてだったため、さまざまに勉強になったので、今回はオケを通して考えたことを、忘れな…

『夢見る帝国図書館』 中島京子

しがない雑誌ライターとして生計を立てていた主人公が、上野の国際子ども図書館への取材の帰りにある老婦人、喜和子さんと出会い、友好を温めていく……という内容。とだけ書くと何の変哲もない話に聞こえるが、「人に、場所に、図書館に歴史あり」を感じ取れ…

『ねじの回転』 ヘンリー・ジェイムズ 小川高義訳

郊外の貴族屋敷に住む子供(兄妹)の家庭教師をすることになった田舎者の女の子、しかしその屋敷には幽霊が居て……。という本なのだが、「子供たちも幽霊が見えているはずなのに、見えないふりをしている!」と思い詰めるあたりから語り手である家庭教師の様…

遠さ:『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』/上橋菜穂子

『獣の奏者エリン』『鹿の王』『守り人』シリーズなど、壮大なファンタジーを描く小説家上橋菜穂子の、民族学研究者としての側面を出した1冊。 とはいっても本書は研究書ではなく、その語り口は子どもでもわかるほどに平易で、しかし大人が読んでも深く楽し…

私と私たち

「私たちは」という主語には「特定の物事について暗に合意を取ることで、集団を形成する」機能と、「その集団に入らないものの排除」という2つの機能が含まれている、気がする。たとえば、「いま私たちは、私たちという言葉に含まれる2つの意味を確認した」…

『ほんまにオレはアホやろか』/水木しげる

『ゲゲゲの鬼太郎』を描く前までを中心にした水木しげるの自伝本。のべつくまなしに語られるエピソードの一つ一つがやたらと濃ゆい↓ 学校に馴染めず日がなベンケイガニを眺めて過ごし、入学してみた美術学院は退屈で自分から辞め、誰でも入れるといわれた園…

私が「歴史」というものについてどう向き合うか、のド深夜覚書

「歴史そのものは好きだけど、読んでも読んでもかたっぱしから忘れる問題」について最近考えていた。「読んでる間おもしろいならそれでいいじゃん」という考え方もあるのだけれど(実際これまではそう処理してきたわけだけれど)、やっぱし読むからにはちゃ…

23年私的振り返り&24年に向けて

ちょっと前に年始のブログを書いた記憶なのだがいつの間にか12月になり、「じゃあ23年振り返りの記事を書くか~」と思っているうちに31日になった。 ただ、その間何も考えていなかったわけではなく、脳内ではずっと記事をこねくり回していたのだが、まとまら…

コロナかかった記

流行して早4年、感染経験がないために対岸の火事感もあったコロナだが、先々週についに感染した。 てことで、いまさら誰にも需要はないだろうが、どんな症状が出たか、メモを置いておく。なお、長文読むのがめんどい人向けにまとめると ・基本的な症状は4日…

最後の世代―終戦の日に寄せて

「焼夷弾で街が焼けていく景色がきれいだった」 「防空壕を探検するのは面白かった」 「下校の際に起きた空襲の後、焼死体をまたぎながら家に帰った」 「いずれ自分も学徒動員されて、国のために死ぬのだろうと思っていた」 今年で齢92だか93だかになろうと…

現実から逃げるな、の二側面

「現実から逃げるな」的な言葉を冗談混じりに投げかけられることが多い。そこで反省して自分の人生を見つめ直していたのだが、この言葉には実は •主体性を持って自分の人生に責任持って生きろよ •人間社会(ないし所属組織)における責任を果たせ」 の、2種…

惰性でマスクを着けている

近頃外を歩いていて、マスクを外している人を頻繁に見かけるようになった。着けている:外しているは体感では1:1、ひょっとしたら外している人のほうが多いかもしれない。特段と暑い今日この頃であるし、5類に移行もしたことだし、「まぁ、そろそろいいだろ…

このブログ、気づけば10年目らしい

さっき急に気づいたのだが、このブログは今年度で10年目になるらしい。じゅうねん……10年ブログを継続したことよりも、その間に私が18歳から28歳になったということのほうが、私にとっては衝撃的である。もう28かよ。こわ。 とはいえ、10年ブログを続けたこと…

インプットの量と質

「普段関わりのない領域について情報を収集し、企画を立てる」という仕事の性質上、日がな一日今まで聞いたことのない記事やら本やらを眺めていることも多い。 自然、一日のインプットは超膨大な量になる。それらすべてを裁こうとすると、一つ一つについて吟…

社会人・楽器未経験からチェロを2年半習って得た気づき

社会人2年目の7月、仕事にもちょい慣れたぐらいのころからチェロを習い始めてはや2年半が経った。学校での音楽の授業や体験レッスンだったりを除いて、本式で楽器に触れるのはこれが初だ。 習い始めに調べた折では、「社会人でチェロを習い始める人」はそこ…

●●のおかげです

「感動の超大作」「全米が泣いた」など、無数にある使い古された誇大コピーの一つに、「これで人生が変わる」というものがある。私はこれを見るたびに、ちょっとした引っ掛かりを覚える。 まず、「人生ってそんな簡単に変わんなくね?」という疑問がある。自…

2023年:温かい肉まんひとつ

おくらばせながら、明けましておめでとうございます......とだけ書いて放置して以降、早1週間超が経ちました。あらためまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 成人の日も終わりましたが、人によって、「正月気分ももう終わりか」…