寝楽起楽

ネタばれには配慮しない、感想/紹介ブログです。毎週1回更新 +α を目指したかった。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件(windows)

大阪の現役弁護士の組合が、裁判のことをよく知ってもらう目的で作ったゲーム。 あんまし期待しないでやったけど、意外とまじめに作ってあった。 キャラは実際こんなやついないだろ、というのが出てくるが。 友人の家に放火した、という罪で起訴された人を裁…

宮部みゆき 『ICO-霧の城-』(上)(下) 2008年

本について語る前に。 先日、友人に、「今、一日一冊本読もうとおもってるんだ」などと、得意げに語ったのだが、その割にはブログの更新をしていないことに対し、言い訳をする。 その、一日一冊というのは、いわば努力目標であって、達成できればいいな、ぐ…

森見登美彦 『きつねのはなし』 2006年

いつものコミカル、おふざけ、人生を無駄に、全力で謳歌する青春節とは打って変わり、不気味で生々しいワールドが展開されている短編集。 こういう、闇を覗き込ませる様な作品も書けるんですね。流石。 夜に読むと雰囲気出るよ〜 きつねのはなし (新潮文庫) …

今井盛章『トッポ町裁判記』1986年

トッポ町裁判記 作者: 今井盛章 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 1986/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 図書館でふと目に留まったので借りてみた。思っていたよりは面白い。 検索してもAmazonぐらいしか出てこない、おそらくこれがこの本…

養老孟司 『いちばん大事なこと』 2003年

ブックオフ105円勢。読むもんに偏りが出て来た。 いちばん大事なこと―養老教授の環境論 (集英社新書) 作者: 養老孟司 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2003/11/14 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (47件) を見る 自然は、…

町田 康 『浄土』 2005年

7つの短編をまとめたもの。生々しく馬鹿馬鹿しく何かを描くのが上手い人ですね。 後、松岡正剛うさんくせーなーと前々から思ってたけど、これの解説してるのを読んで確信に変わった。なんだこいつ(笑) 浄土 (講談社文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: …

内田樹 『日本辺境論』 2009年

BOOKOFFで衝動買い第一弾。 八冊で840円とか、やっす。 日本辺境論 (新潮新書) 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/11 メディア: 新書 購入: 29人 クリック: 793回 この商品を含むブログ (356件) を見る 内容は、丸山眞男先生等の日本人論の…

※下品注意 なぜ小学生男子は「うんこ」「ちんこ」を好んで使うのか

先日、「うんこちんこおっぱいー♪」と口ずさみながら、スキップをして下校している小学生の男の子を見かけた。 私は彼の音楽的センスに脱帽すると同時に、一抹の疑問が頭をよぎるのを感じた。 それがタイトルである。 ちょうど小学校低学年ぐらいの男の子は…

忘却

何から忘れていくかによって、何を重要視しているかが分かるかとふと思ったので、自分の忘れる事の順を書く。 まず真っ先に消えるのは人の名前。 小中高、長い休みを挟むと、クラス内に必ず名前が分からなくなる人が数人出た。 全く話したこともない人ならま…

養老猛司&茂木健一郎『スルメを見てイカがわかるか!』2003年

お二人の対談をまとめたもの。 スルメを見てイカがわかるか! (角川oneテーマ21) 作者: 養老孟司,茂木健一郎 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2014/06/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 面白かった話 ○情報は止まっているが…

幸田 文 『雀の手帖』 (1959年連載)

幸田 文(こうだ あや)さんは、幸田露伴の娘です。 というと何となく説明した気になるけど、幸田露伴の事も実際僕名前しか知らない。 1867年(明治維新の前年だっけ)に生まれて、19世紀終わりから小説家として活躍し始め、尾崎紅葉と共に「写実主義の尾…