先日、「うんこちんこおっぱいー♪」と口ずさみながら、スキップをして下校している小学生の男の子を見かけた。
私は彼の音楽的センスに脱帽すると同時に、一抹の疑問が頭をよぎるのを感じた。
それがタイトルである。
ちょうど小学校低学年ぐらいの男の子は、これらの単語を異常に喜んで使っている事がある。「うんこー!」「ちんこー!」などと叫び合い、笑いながら帰っている奴らをたまに見かけたりもするが、お前らのコミュニケーションはそれで良いのか。
普及パターン。
日常においてそういった単語を使う機会はあまり無いと思われるので、おそらくはテレビからの流入。
そして、天才的な男子が天才的な替え歌を思いつけば、もう爆発的に普及する。
「アルゼンチンのこども こども こども アルゼンチンのこども あるぜんちんこ」
これはドリフが作った歌らしいが、私の小学校でこの替え歌を一度でも耳にしたことのない者は居なかった。大抵誰かが歌っていた様に思う。
(ちなみにこれには、ウルトラマンのこども、で始まる二番もあるが、そちらは全く聞かれなかった。あの単語は、小学生といえども、不思議と言うのをためらわせる効果がある)
思うに、彼らは、単語そのものというより、言った時の周りの反応を楽しんでいる。
「うんこ」「ちんこ」という言葉を聞いた時、普通同級生は皆笑う。女子でさえ笑う。大人は怒る。あるいは、たしなめる。
つまり、「うんこ」などを言い、そのリアクションを見ることで、彼らは自分達が仲間であることを確認しているのである。
と、考えてみると、中学生、高校生になっても、男同士のコミュニティ間では、「うんこ」「ちんこ」が絶えないのは、仲間意識の確認、アノ頃に戻りたいといった願望、またアノ頃を疑似体験する意味合いがあるのかもしれない。
はぁ。寝よう