寝楽起楽

最近は頑張って読書感想ブログにしてます。

                ネタバレには配慮しない感想ブログです。          

まとも/まともじゃない

 うちの両親はまともな人達だと思う。

 

 一般的な視点から見ると、私の父と母は随分と外れている人間である。

だが彼等は常々、自分達ほど常識のある人はこの世に他に居ないと豪語するし、実際またその通りだ、と感じるエピソードだってないことはない。

 

 外れていながら、何故まともで居られるのか?

それは多分、二人が常に自分達がまともの中心からどれほど隔たった距離に居るかを点検しているからだ。

 

 どんなに性格がぶっ壊れてている人でも、世間の中心はあそこにある、と分かっているならば、その人はきっとまともだ。

 

 汚いものが世の中には多すぎる、もう金輪際俺は美しいものしか見ない!と言って、目を閉じて歩いた結果線路に落ちた経験を持つ父だって、ある意味では普通の人である(中3のときくらいの出来事だといっていたので、上のエピソードは素面である)。

 

 つまり社会の中での自分の位置をマッピングできるかどうかがまとも/非まともの境目なんじゃないか、という気がする。

 

 誰だって自分本位に生きたいし、社会の中心なんてまるっきり無視したいけど、でもやっぱそういう風には中々いけないもんだ。