寝楽起楽

ネタばれには配慮しない、感想/紹介ブログです。毎週1回更新 +α を目指したかった。

3月前半の新刊で面白そうなものをあげてく

直近の新刊を息抜きによくチェックしているのですが、ふと「これ読みたいな~という気持ちだけでブログにしてもいいのでは?」と思ったので、書いてみようという記事です。

 

ちなみに、新刊チェックはhontoさんの以下のURLが非常に便利(ただ、どこまで網羅性があるのかは不明)Amazonにも似たページあるけど、若干調べづらいんですよね。

honto.jp

 

そのため、以下、本のリンクを貼る際もhontoのリンクで貼っていきます。

では早速。

 

■地中海都市 人と都市のコミュニケーション

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グローバル市場の競争に勝ち残ろうとする現代都市は、魅力的な都市なのだろうか? 歴史と人びとの知恵により魅力的な都市であり続けている地中海都市を渉猟し、新時代の都市のあり方をめぐる新たな都市論を展開する。

 

まったく詳しくないんですが、人が住む場所としての「都市の歴史研究」に漠然とした興味があり、これは面白そうだなと。

 

どちらかというと「観光論」よりも「都市の歴史」に興味ある派なので、「現代都市の魅力」が大きなテーマ設定っぽい本書は若干外れるかもしれません。

でも、目次見る感じは楽しく読めそう(ただ実際買うと、手が出ずひとまず積むルートに行く気もする)。

 

 

■時間軸で探る日本の鳥 復元生態学の礎

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海に囲まれた日本列島には、どのような鳥類が暮らし、人間とどう関わってきたのか。化石、遺跡で出土した骨や土器から、江戸時代の博物図譜や現代の野外調査、人の経済活動が鳥類に及ぼす影響まで、新しい切り口で解き明かす。

 

「復元生態学の礎」というタイトルがいいっすね。鳥にまつわるいろんな研究者が書いた論文集っぽい感じなのかな? でも、ちゃんと「復元生態学」なるものの全方位に目を配ったっぽい構成になってます。

 

特定の分野に限った話ではないのかもしれませんが、最先端の研究に触れると「わかっていること」よりも「まだわかっていないこと」の多さがわかることが多い気がします。そういうのを味わえそう。

 

■かたわらに 沢田英男彫刻作品集

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美術館に収まるものでもなく、街の大きなモニュメントでもない。部屋に置いたり、ときには旅にも連れていける。そんなかたわらに置ける彫刻もあっていい−。大胆さと繊細さをあわせ持つ、才気溢れた彫刻家の初作品集。

 

装丁の彫刻のたたずまいがめっちゃ素敵です。沢田英男さん、存じあげなかったのですが、個人サイトに少し載ってる作品もいいなあ。一回実物を見に行ってみたい。

 

SAWADA Hideo / Sculptor – 彫刻家 沢田英男

 

■文学の力、語りの挑戦 中国近現代文学論集

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お茶の水女子大学教育学部教授・宮尾正樹の退休記念論集。1917年〜2000年代を3篇に分け、「文学の生まれる場」「1965年の老舎の“声”」「タイムトラベル禁止令の波紋」などの論考を収録する。

 

これも装丁が綺麗だな~~。「女性の社会進出」とも重ね合わせつつの論考集とのことで、若干フェミニズム的な文脈も入りつつの、「文学が社会に与える力」を書いたものなのかな。ここは読まんとわからんね。

 

日本において女性の進出が遅れていることは周知の事実ですが、ざっと調べた感じ、中国はだいぶ進んでるみたいですね。

 

 

■WHAT IS LIFE? 生命とは何か

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ノーベル生理学・医学賞を受賞した細胞生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か」という人類の永遠の疑問に、現代生物学の知見を踏まえて答える。近代科学400年の集大成とも言える、新しい生命論。

 

 

たとえ、すべての動植物のメカニズムがすべて解明されたとしても、それが「生命の本質」への答えにはならない気がするんですよね。「生きているとはどういうことか?」というごく素朴な問いは、「私がいまこうして生きているのはなぜ?」っつう存在論? 的な? なんかそういうのと密接になってそう。

 

この本はあくまで生物学から見た、それも暫定的な「生命とは何か」への答えを書いてるのものと予想しますが、もし上記の疑問とかまで踏み込んでたら、すごく面白いなあと思います。

 

すごく気になった本は以上です。

この記事書くの、読んだ本の感想書くときと比べてすげー楽だなあ。何せ読んでなくても書けるので。こういうのもコタツ記事というんだろうか。

 

この前、塩野七生さんが「書評とは、書いた本人を写す鏡である」とったことを述べたエッセイを読んで、感想を書くしんどさに説明がついた気がしました。

言われてみれば確かに、本の紹介というより、自分自身の、本を読んだ後の変化を確認するイメージで書いてたので。

なので、自分の中身が浅いとからっぽな文になるし、響いてないと表層的な感想になるし。あと単純に、「自分はどう思ったか」を一回整理する作業がだいぶめんどい。

 

その点この記事は「おもしろそう」というところだけで書けるので、すげー楽(二度目)。定期的にこういう記事書こうかな。月ごとか、なんなら週ごとでもいいかもしれん。

 

ではまた。