葛飾北斎は富嶽三十六景とか描いた皆が知る有名人だと思います。今回はその娘の話です。
『まんがタイム』っていう、芳文社が刊行してる四コマ漫画専門雑誌で、『北斎の娘』なる漫画が今連載されてます。
彼女を中心とした江戸の人間関係をゆるゆるに描く日常系漫画なんですが、僕はこれで葛飾応為を初めて知りました。この絵がかっこいい。
なんか浮世絵っぽくないですよね。遠近感があるし、光の表現がしっかりついてるんです。江戸のレンブラントって呼んでる人もいるらしい。
平坦な日本画の感じを見慣れてると違和感を感じるけど、不快ではない。西洋表現を上手く取り入れてる気がします。
ジャポニズムの絵として一番有名なのは多分モネのこれ。でも見比べると応為の圧勝じゃない?確かにモネのも凄いけど、技法そのものはそれまでの西洋方式から脱せてるかっていえば全然できてないように見えるじゃないですか。
完全素人目ですが。
応為さん、現存する絵が10点程度しかないみたいなのが残念でならんです。
彼女題材にしたアニメ映画が、クレヨンしんちゃんの監督であったそうで、今度見てみます。